若さと情熱で人を育てる生え抜き店長

陳列に対する細心のチェック、部下への指導、お客様への応対。どれをとっても素晴らしく笑顔も爽やか。かましん生え抜きの店長として期待を寄せられる北村店長だが、そんな彼にも悔しい経験がある。新人研修では、見事に魚をさばき美しい商品を瞬時につくり出す先輩たちの技術に感動。 海産部門を選択し技術修得にがんばるが、「部門初の落第でした。情けなかった…」と、第1クールの卒業試験に不合格。もちろん彼がそんなことで挫けるはずもなく、悔しさをバネに努力を重ねた。海産チーフ、副店長とみるみるキャリアアップし、30歳の若さで基幹店の店長に抜擢された。 かましんの社員は基本技術の修得を3年ほどで終え、売上・利益・在庫・生産性管理などマネジメントが主業務となる。北村店長は今、30 人の社員と数十名のキャストを指導。この若さで多くの部下をもてるのはなんと幸せなことか。「部下が自分の判断で動き始めたとき」というように、スタッフが自走力をつけた瞬間を見るのが何より嬉しいと、爽やかな笑顔で語ってくれた。