売場の構成力で商品を動かせる楽しさ

吉田チーフは大学で農業環境学を学び、複数の大手食品メーカーから内定をもらった。しかし「正直な企業風土に魅力を感じた」と、会社説明会でかましんへの入社を志望。新人研修後、部門を決めるにあたり「お客様と接する機会が多い仕事に就きたい」と、売場での業務が多いグロサリー担当を希望した。この部門は圧倒的に取扱商品が多く、乳製品や豆腐、麺類、漬物など冷蔵を要する日配食品から、一般食品や雑貨、酒類まで、生鮮食品に属さない商品すべてこの部門で扱っている。 広範な商品知識が求められると同時に、陳列の技術によって売行きに大きな差が生じ、チーフの企画力や構成力が試される。常に売場の動きを注視しながらデータベースを活用・分析してニーズを把握し、商品を適切な場所に提案する。すると面白いように商品の動きが活発になり、まさに「売場は生き物」という言葉を実感できる楽しさ。スタッフや商品を管理する立場となって「成長する自分を感じます」と、若いチーフは目を輝かせた。