プロ中のプロとしての強い責任感

  • 市場戦略、財務戦略共に精通した知識・経験・技術が要求されるバイヤーの仕事は、緊張感に満ちている。穏やかな人柄の川島バイヤーだが、いざ商談になると目の鋭さが印象的。彼の判断が即、会社全体の利益を左右する立場に対する、自負心と責任感がみなぎっている。川島バイヤーが海産チーフから副店長を経て、かましん生え抜きの海産バイヤーに抜擢されたのは入社後8年めのこと。商品づくりや展開など、技術と知識をしっかりと現場で学び、鮮魚のプロと認められた証しがこの辞令だった。
  • 店舗中心の業務から、築地や宇都宮、水戸の市場をはじめ北海道や東北など全国の漁港にも赴くなど、行動範囲も驚くほど広がった。魚の目利きなどスキルは当然求められるが、「最も神経をつかうのは天候かもしれません」というように、相場は常に激しく変動する。悪天候や予期しない不漁などにより、仕入値や利益率など計画に誤差が生じることも多い。 プロとしての自負心と責任感で、川島バイヤーは今日もその困難に立ち向かう。